小鳥の飼育の基本事項・注意点

小鳥を飼育するに当たっての一般的な留意点・注意点は下記の通りです。

飼育目的を明確にする。
一般的には、愛玩・観賞用として飼育されますが中には繁殖を楽しむ方もいらっしゃいます。
目的により飼育施設・設備等も違ってきます。
家族の同意・飼育環境の確保
飼育者がいつ何が起こるかも知れませ。
不意の病気・事故等があっても家族で助け合って飼育して頂ける同意は必要です。
小鳥も生き物ですので、種類・品種によっては雄叫びを上げたりと何かと騒がしくなります。
賃貸住宅では大家さんの承諾が必要になりますし、住宅街では近隣の方の気配りも必要となります。
(日本では飼育環境の確保が一番難しいかもしれませんね。)
飼育設備・飼料・その他
飼育設備につきましては適サイズの鳥かごを使用されるのが一般的です。
(サイズにつきましては大きいに越した事は御座いませんが、スペース・予算等によりご選択ください。)
注意点は、不必要に網部分に塗装をしている物は避け(インコ類は網を良く齧りますますので注意が必要)
余りサイズが小さいと小鳥のストレスの原因となる事も御座います。
飼料・その他につきましては、以前は穀物飼料が一般的でしたが
近年ではペレットもかなり良く出来ており、栄養バランス等も良く安心してご使用出来ると思います。
穀物飼料の場合は小鳥のサイズ(消費カロリー)に合った飼料を選択してください。
補助食として、エッグフード・青菜・ボレイコ等を与えれば完璧でしょう。
雛の時期(挿し餌)には昔は粟玉をお湯でふやかして与えていましたが、現在はパウダーフードが主流です。
おやつにつきましては、コミュニケーションを取る時・ストレス解消等少量を与えるようにして
栄養過多には気をつけましょう。
水は常に清潔なものにしてください。
飼育環境
鳥かごを置く場所は、光が程よく当たり・静かで休息もゆっくり取れる場所で
清潔な環境を作り床より50〜60cm位高めの所が理想ですが、
なるべく理想環境に近ずける様にして設置して頂ければ良いと思います。
夏場は窓付近で直射日光に当たる場所は避けてください。
(日光浴も重要ですが1日30分〜1時間程度で十分です。)
温度:インコ・オウム類のほとんどが暖かい国が原産国となっております。
    日本での繁殖等も盛んに行われておりますが、雛・若鳥の内は保温設備は必要となります。
    生後1年もすれば日本の気候にも馴染んで来ると思います。
経済的な負担
上記の設備・飼料・その他の経費は当然必要となりますが、
小鳥の健康診断・病気時の病院代金等も考慮しておいてください。
その他
上記の事項をご理解されて頂いた上で、次は飼育予定の小鳥について詳細を調べましょう。
飼育を始めれば、終生飼養(命ある限りの飼育)の義務が発生致します。
もちろん破棄等は違法行為となり
動物の愛護及び管理に関する法律により処罰されます。
動物の愛護及び管理に関する法律・ワシントン条約等は下記の環境省ホームページをご一読ください。
環境省HP 
http://www.env.go.jp/
小鳥の成鳥時のサイズ・寿命・鳴き声(雄叫び)・習性・性格・その他を詳細に調べてください。
小鳥の種類・品種による病気の種類等は下記のHPにて詳細が掲載されております。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~avian/
http://www.vets.ne.jp/~mukumuku/

小鳥の健康診断・病気時にお世話になれる病院も事前に探しておくと、いざと言う時にあせらずにすみます。
以上、辛口の掲載となりましたが今後皆様と小鳥とのロングライフの上での必要事項ですので
ご容赦お願い致します。